作品を楽しむ為の「資格」のはなし
作品を100パーセント楽しむための「資格」の話
・・・資格って言い方が正しいかわかりませんが。
面白さを余すことなく感じるために、受け手に対してある程度のリテラシーを求めててくる作品ってあるじゃないですか。
よく「大人向けアニメ」みたいな感じで攻殻機動隊が挙げられてますけど、あれなんて最たる例で、確かにあれを幼稚園児に見せても「いやぁ面白いなぁ。ネットワーク社会における『個人』という枠組みの捉え方が・・・」みたいな感想いだけるとは思えないんですよ。「せ〜のっ、タチコマがー、かわいかったでーす!!」ぐらいが関の山で。なんか今幼稚園児一人じゃなかったですね。
話逸れますけど僕がカーボーイビバップをリアルタイムで観てた時7歳でしたからね。「うわ、こどものおもちゃの次めちゃ地味なアニメ始まったやん・・・」って思っていましたよ。物心ついてから見るとあんなにかっちょいいアニメなかなかないと思えますけどね。さらに逸れますけど魔法陣グルグル→地球少女アルジュナのコンボも子供心にかなり来るものがありましたね。「うおおお!なんだこのアニメわっけわかんねえ!」って。本当にテレ東6時アニメは奥が深いな・・・。
まぁそういったリテラシーだの読解力だの予備知識だのってそもそもが後天的なものでして、遅かれ早かれ身についたらもう失われるものではないじゃないですか。理解できないものが理解できるようになることはあっても、それまで理解できたもののよさがわかんなくなることはないよ〜、と。
・ ・・本当にそうですかね?
というお話がしたいんです。